2018TGSキズナカップ優勝までの「いばら道」

~2018年東京ゲームショウで開催されたボンバーマン全国大会優勝までの回顧録~

①大会開催(2018年7月初~)

暇なときに「ボンバーマン 大会」とGoogle検索するのが何故か日課になっていた。


普段はおかやまさん主催のオータムカップしか検索結果に出てこないのだが、ある日キズナカップがヒット。詳細を見てみると全国大会で、そこそこの規模になりそうだ。


善は急げと誰に声がけするか考える。この時点では大会ルール不明。ただ3人組ということで、おそらくGPだろう。


ギンギン猛者は断られそうで勇気がでない。。。となると「GP待ち時間に耐える苦行」を供にしたGP勢しかない。よし、GP実力者のセリカさん・クロさんに頼もう。


「かくがくしかじかでして、、あ、ありがとうございます」とトントン拍子に話は進む。


②青ボン登場(2018年7月10日頃~)

他のチームもいくつか決まりはじめた。

(敬称略)「シェイク、amilala、フェイク」「ぶっひー、Orca、フィア」。

まだテキサスさん、そらぽんさんたちは揃っていない。


とりあえずシェイクさんチーム(Speeder)はヤバそうだと、チーム内で一致。

基礎力の差が大きい。GPに慣れたら到底勝てそうにない。


この時点でSpeederの構成は「バイパー、ドラキュラ、ピンク」。

こちらはセリカさんの特殊を活かすことを優先に、セリカさんがアヌビス、ピラミッド(▲と略)を使う形を模索。。


ただ何回かSpeederと練習試合をしていると何か違和感が。。


「開幕で必ずSpeederの1人が自滅している」


これはブロック壊し(堀り)を優先しているのではないかと結論になったが、それでも、さすがに無理しすぎではないか?最善ではない気がする。


死ぬくらいなら青ボンと、この頃から開拓について考えはじめる。

初めは、セリカさんの▲を相手陣地に素早く送り込むことを考えていたが、、、フィアさんのあるツイートで衝撃を受ける。。


7月14日フィアさんTweet 

「はははまっさかなーと思いつつもセントラルをスコップしてみたら、パンチが確定で入ってる箱が2個あるな 」


少し分かりにくかったのか、一部の人しか反応しなかったが、要するに「パンチが必ず入ったブロックがある」という情報。


パンチがあればキックもあるはずで、調査開始。


のちに、やせちゃうさんが公開したように、

パンチ・キック・グローブ確定ブロックの情報をチーム内に共有。

ただ、この時点では、青ボンの開拓についてクロさん達は半信半疑の様子だった。。


疑いをはらすには、実践で見せるしかない!!


ぽいぽいぽいっと実際に青ボンの開拓を見せると、


クロさん「いいですね」

セリカさん「強行動かと」


やっと、お墨付き頂きました。一安心。


青ボン開幕テンプレの横投げ3連投の完成(アイテム潰しなし)。これが7月末の時点。


③地区大会前(8月初~)

何回か青ボンテンプレを使っているうちに徐々に広まってきて、序盤有利が確定できなくなる。。これはやばい。


ただ他のチームは、アリーナの開拓方法を試行錯誤している様子。これはまだ有利になるチャンスがあるはず。この辺りから、セリカさん、クロさんに対する、たくぼんからの怒濤の開拓提案はじまる。


が、徐々にその提案にうんざりされている気配が!!!!


 やばい、、とりあえず会って話そう(笑)。

顔合わせも含めて一度オフで集まって作戦会議をすることに。


「自分がここに置くので、ここに置いてもらって、、、」と説明するも初対面で色々指示するのは自分の性格上なかなか難しい。結局最後は三人でギンギンをして解散!!!


あれ?結局なんか決まったっけ?まぁ楽しかったし、いいか。


(チーム名はこの時点で決定。みんなでたこ焼き食べたから、チームたこ焼きにしようとか、たくぼん&セリカさんの悪ふざけをクールに否定したクロさんの判断はGoodでした)


徐々に地区大会が迫りはじめて、KCT内でもそろそろ構成決定しなきゃというムードが高まる。


「特殊でねじ伏せる」のがいいだろうという事で、「ナース、▲、青」という構成。

ナースの早爆狙い。鈍足をナースが引いたら、▲に移すと被害少なく相性は良い。

この辺りはクロさん、セリカさんのアイデア。流石GP巧者は特殊を理解している。


大会直前、タクシーさんチームと対戦。相手には「▲、黒」がいて苦戦。。


▲同士は特殊が効かないためセリカさんの攻めが威力半減、黒ボンに逃げられると▲と青ボンは追いつけず厳しい。。▲→雷電も必要かという意見が出始めたころに地区大会開幕。


地区大会ではsフェニさんの味方も殺す「ぼよよん起爆パンチ」に警戒しつつ、なんとか勝利。


一方、Speederも研究が進んでいるようだ。パーフェクトをわざと回避したり、青ボンの3連投げの後の開拓スピードがさらに早まっている。。やはり手強そうだ。


(余談)

地区大会前に10秒アドバンテージについて真面目に研究。

検証内容は「10秒以内に相手を殺せるか」

結果はイエス。青ボン一人で相手3人中、2人は燃やせる。。

このルールは今後無くなることを強く願う。あ、35歳以上アドバンテージ適用なら大歓迎ですが。


④関東B大会とKCT迷走(2018年9月~)

Speederが出る関東Bまでは二週間。

KCT内では、「大会ルールのクリスタル飽きてきたわー」という声が聞こえてきそうなムードに。そんな中、たくぼんはもう一度キャラ構成を考え直す。


セリカさんが「▲とランスの相性が良い」というコメントを残していたので、キャラ性能を見ていたら、隣のビルのクールタイムが3というのに気がついた。。これ、短くない???


とりあえず試さないと分からない。セリカさんが入っていた8月20日位のamilalaさん練習に参加。


とにかくセリカさんの▲に付きまとう形で、相手を水鉄砲で狙う。


初めはこれがめちゃくちゃ良く効いた。ビル:ピシッ→▲:ザクッ!ってな感じ。

ビルの足も速いし、特殊後の硬直も少ない。


青ボンやめようかとも思ったが、muneさんが良く使うようになり、Speederも対応にかなり慣れはじめた。


さて、どうしようか。。


そうこうしているうちに、Speederの構成が「青、黒、バイパー」の俊足チームに変更。いよいよ鈍足を二人かかえる「青、▲」構成は厳しくなった。鈍足二人を避けるなら青か▲をやめないといけない。


青をやめる案は、チーム内ではあまり反応はよくない。やはり開幕リードされるのが大きいという判断。


それでは▲をやめるとすると何を入れるか。


セリカさんの強みが出るキャラで足が早いキャラは、雷電かオプションか、はたまた鈍足か。結論が出ないまま、関東Bの観戦へ。


直前にはOrcaさん、ぶっひーさんは良く見かけていたが、フィアさんを見ていなかったので正直心配だったが、この心配はいい意味で裏切られた!!


開幕の青ボン、アイテム潰しのフィアさん!!!


完璧でした。自分はアイテムを取ることばかり考えていたので、目からウロコでした。


青ボンって練習しないとしっかり開幕動けないけど、熟練した動き。しっかりSpeederの補助アイテムを潰した。(この作戦はぶっひーさん考案みたいですね)


あとぶっひーさん。事前練習でぶひ詩織はヤバいと感じていたが、ほぼぶっつけで対戦したSpeederはかなり苦戦したはず。オルカさんの回避力で黒ボンを使うなど、隙がなく白熱した展開に。。。。


あんな神試合を見せられて、いよいよ焦るたくぼん。。


そして、このアイテム潰しはテンプレになった。


ここからたくぼんの怒濤の迷走提案がクロさん達を困らせることに。


⑤KCT結束

たくぼんは思いついた提案をKCTチーム内に投げまくった。


「青、オプション」「詩織、片桐」「青、水」「ビル、ランス、▲」、、丁寧に開拓方法まで載せたものだから、情報が多すぎてかえってクロさん達の混乱を招いていた。


クロさんは、もっとシンプルに考えていた(はず)。

Speederとの差は基礎力。基礎力を上げないと戦えない。ということで、この時期はクロさんはGPを離れてギンギンが増えていた記憶。


そんなクロさんを見て、たくぼんは我にかえって負けたGP戦を振り返る。

たくぼんクリスタル0、次は1、次も1。次も。。。。


あれ、少なくね??青ボンいらなくね??開拓にとらわれすぎて、本質を見失ってたのかもしれない。


まず火力把握を整理。青はパンチして一歩下がれば当たらない、黒は火力2なのでビビらない等。

次に立ち回りを確認。青はクリスタル4~5をキープして終わることを目標にする。無理しない、足遅いんだから無理しない。この辺りからたくぼんの勝率が少し上がる。


ただGPで3人揃うことがほどんどなかった。

揃っても、クロさんが黄ボン選択を連発。


はじめは、「本番の使用キャラを隠す戦略か」と納得していたものの、あまりにも黄ボンを連続して使うので、ひょっとして本気かもしれない、、とたくぼんは疑心暗鬼に。


しばらくそんな状況が続いたが、全国大会が近づいてもKCT全員揃っての練習が全然できないこと、構成が固まってないことに焦りを覚えて、再度オフ会を決意。ここで本気を見せないと流されるかもと思い、思いきってチーム内に投げかける。


(実際のDM抜粋)「・・・色々案を出してますが、どれも試せてないのでちゃんと打合せした上で何個か試したいです。しつこいかもしれませんが、どうしてもシェイクさん達に勝ちたいので作戦を練りたい・・・」


ということでオフ会を開催(決勝1週間前)。

ここで実際の決勝戦で使ったアリーナ戦略をお披露目。


Speederのピンクボンの開拓方法を見せながら、青ボン開拓で補助潰し&こちらの補助確保ができることを見せた。セリカさんが録画機器を持ってきてくれて、あとで振り返るのにとても役立った。

セントラルは何パターンか試して共有(本番は失敗したけどね)。


あとは、ネタ構成「スネーク速攻、相手のアイテム横取り戦略!!」などを試したが却下される(面白いのでセリカさんが動画あげるかも?)。


本番前の練習では、だいぶ息が合ってきた。

セリカさん雷電が暴れやすいように、青ボンで爆弾を投げ込んでサポートする。セリカさんはすれすれの立ち回りが上手くて何故か相手だけ死んでいる。


クロさんは攻守の切り替えが上手くて、攻めてよし、守ってよしの頼もしい存在。魔方陣で爆弾を落とせるドラキュラとも青ボンは相性が良い。いいチームになってきた。


最後に相手の特徴の復習。


amilalaさんのビルにはたくぼんの青では勝ち目なし。やり合わないこと。

フェイクさんはテロに注意。青ボンできっちりテロできる人はこの方くらいしかいない。ダメなときは味方にもうダメだと叫ぼう(笑)。

シェイクさんはパンチキックの使い方がニュータイプ級。補助アイテムを取らせないことに専念するしかない。これだけを考えて本番に望もう。


(本番では運の良さが味方してくれた。突然のコントローラー変更。プロコン→ホリコン。ホリコンは十字性能がイマイチ。たしかシェイクさん、フェイクさんは十字派。こちらはたくぼんのみ十字派。ホリコンによる操作ミスは相手の方が多かったかもしれません。あとトーナメントくじ引き。セントラルは本当に自信がなかった)


そして本番へ。とにかく無我夢中だったので省略。。。。


あ、これだけは言わせて。

会場のアナウンサーの方、Speeder応援に偏りすぎ!!!!!!!


以上が回顧録です。長文お付き合い頂きましてありがとうございました。


もし今後チーム戦の大会があったら、ボンバーマン基礎力は不足していると思いますが、たくぼんをメンバーの一員として考えてくださると幸いです。


トップページに戻る